記事を検索

「Lypo-C ビタミンC+D」が登場!改めてビタミンDの働きとは?

SUMMARY

  1. ・ビタミンDとはどんな栄養素?
  2. ・ビタミンDが作られるしくみは、太陽が鍵!?
  3. ・ビタミンDは1日どのくらいとるのが理想?
  4. ・日本人の98%がビタミンD不足?
  5. ・リポソーム化されることのメリットは?
  6. ・まとめ


Lypo-Cからこの秋、新しく「ビタミンC+D」が登場します。Lypo-C VitaminC同様にリン脂質でできたカプセルの中にビタミンCを、さらには二重膜内にビタミンD3を閉じ込めました。

ビタミンCについては、Lypo-Cマガジンでもたびたび特集してきました。でもビタミンDに関しては?
どんな働きがあるのか、また不足するとどうなるのか、どう摂取すればよいのか…そういったビタミンDの基本情報をナグモクリニック院長の南雲吉則先生に伺いました。

そもそもビタミンDとはどんな栄養素?



カルシウムの働きを助け、体の健康を保つために働くというのが、一般的に知られているビタミンDの役割です。そのほかに昔から夏に日に当たると冬に風邪をひきにくくなるといわれているように、夏の間に蓄えられた貯蔵型のビタミンDが冬になってしっかりと体の健康を守ってくれています。また近年では、体のコンディションを整えてくれるほかに、生活習慣対策にも有用という報告もされるように。

ビタミンDが作られるしくみは、太陽が鍵!?



皮膚の表面にある皮脂が紫外線を浴びることによってビタミンDに変化します。そのためビタミンDは別名「太陽のビタミン」と呼ばれることも。
食品でもビタミンDを摂ることは可能です。ビタミンDを含む食材は、魚、肉、卵、キノコ類など。特に魚は紫外線をたっぷり浴びている青魚、キノコ類は日光で干されている干ししいたけなどに多く含まれるそう。

ビタミンDは1日どのくらいとるのが理想?

成人で1日2000IU(50㎍)と言われていますが、欠乏しやすい人はそれでは足りず、4000IU(100㎍)はとるのが理想。最近は中高年のビタミンD不足が増えていることもあり、診断された場合は、もっと多く摂るように推奨されることもあります。
ちなみに前述のとおり、食品からもビタミンDをとることは可能ですが、吸収される量は微々たるもの。また、野菜にはビタミンDは含まれていないので、食事から摂取するのは困難です。
日光をたっぷり浴びて、さらにサプリメントで補うことが理想です。
海水浴など、しっかり紫外線を浴びる前には、紫外線マシーンを使用したり、縁側やベランダで日光浴をするなど、“予備焼き”をしておくとよいでしょう。

日本人の98%がビタミンD不足?

ちなみに東京慈恵医科大学の最近の研究によると、一般的な成人男女約5,500人のうち98%がビタミンD不足という結果に。また健康志向が高い集団においても87%の人がビタミンD不足。つまり現代人のほとんどの人がビタミンD不足にある傾向なのです。

注)2023年6月5日東京慈恵医科大学発表
http://www.jikei.ac.jp/news/pdf/press_release_20230605.pdf

日光浴は医療の普及していない時代から人々の健康法として定着していましたが、1985年に南極を探検していた気象庁の職員によってオゾンホールが報告されて以来、美白ブームが到来しました。
今では、日本人は世界一日光を避ける国民とまでいわれ、その結果日本人のほとんどがビタミンDが不足に。

リポソーム化されることのメリットは、やはり吸収率

まず、体内への吸収率が違います。リポソーム化することで、ビタミンが腸管から吸収されたビタミンは、体循環で全身に送られるため、ターゲットである細胞にたどりつき、かつ細胞内に入りやすくなるのです。よってビタミンCもDも体感しやすく、持続性も期待できます。
またビタミンCは不安定で酸化や分解がされやすく、しばらく時間をおいて飲まなくてはなりませんが、リポソーム化されていることで品質が安定し、一度にたくさん摂ることができます。 

まとめ

ビタミンDはビタミンCと同様に、私たちの健康を維持するためには必要不可な栄養素であることがわかりました。これからは、ビタミンCと同様に、ビタミンDも意識していきましょう。まずは日光浴をし、ビタミンDを含む食品を意識して摂ること。さらにリポソーム化されたサプリメントでしっかり吸収させることで、より効率的に補っていきましょう。




南雲 吉則
1955年生まれ。医学博士。乳腺専門医。
慈恵医大卒業、女子医大形成外科、癌研病院外科、慈恵医大外科乳腺外来医長を経て、バスト専門のナグモクリニックを開業。現在、東京・名古屋・大阪・福岡・銀座の各院で乳がん手術、乳房再建術を行う。近年は30年間でがん死亡率を半減させる「命の食事」を提唱し、出版・講演・メディア出演にも力を注ぐ。近著に「紫外線のすごい力」主婦の友社刊。



“ワタシスタイル”に出会う​
ウェルネス情報をお届けします。​