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今から気を付けたい!春の「紫外線」ケア

SUMMARY

  1. ・夏だけじゃない!春の紫外線にも要注意
  2. ・紫外線の「外側/内側」ケア
  3. ・カラダを整えると、心も整う


Lypo-Cでは、4月4日の「ビタミンC」の日を記念して、全国5都市でウォーキングイベントを開催!
福岡の会場では、医師によるウェルネストークショーを行いました。
今回はそのトークショーから、分子栄養学の橋本先生による『春の紫外線ケア』をお届けします。

今回は紫外線の基本知識から、分子栄養学の視点で見る「外側/内側ケア」についても伺いました。




橋本知子先生 
臨床分子栄養医学認定指導医。高濃度ビタミンC点滴療法認定医。自信の乳がんきっかけに分子栄養学に出合う。クリニックでは分子栄養学的な検査やカウンセリングを行い、病院に行くほどではないけれど不調をかかえている患者の治療にあたっている。

夏だけじゃない!春の紫外線にも要注意


紫外線と聞くと、日差しが強い「夏」のイメージがありますが、春の紫外線についてはいかがでしょう?

紫外線は一年中降り注いでいて、2〜3月くらいから強くなっていきます。しかしその時期、お肌はまだ冬仕様。まだ紫外線を浴びる準備できていないんです。
肌は紫外線に対応するために、夏になるとすこし厚みを増します。
でも、2〜3月はまだ肌は薄い状態。なので、春のうちからしっかりと紫外線対策をしておく必要があるんですね。

肌の準備ができていない春こそ、紫外線ケアが大事なのですね!紫外線の基本についても教えてください。

紫外線には3種類(UVA、UVB、UVC)あり、シミ・シワの原因になるのは「UVA」です。
紫外線エネルギーはUVBの方が強く、UVAが弱い。しかし、UVAの方が量が多く、肌への透過性が高いのが特徴です。
肌の奥の真皮まで侵入し、肌細胞を酸化させ光老化をひきおこし、シミ・シワの原因となるので、注意が必要です。

肌が紫外線をあびると活性酸素が生まれます。
その活性酸素によってコラーゲンやエラスチンが減ったり、質が悪くなったりすると深いシワが出来たり、生成が悪くなり、ハリやツヤがなくなってしまう。これが「光老化」です。
ただ、紫外線対策は大事ですが、適度な日光も人間にとっては必要。
紫外線は悪者扱いされますが、良い面もあります。体内でのビタミンDの合成、骨を強くし、新陳代謝を促し、免疫力アップが期待できるので、特にコロナやインフルエンザが流行っている時期には必須の栄養素です。
1日最低15分目安に、軽い日光浴をすることをオススメします。

紫外線の「外側/内側」ケア


効果的な紫外線対策を教えていただきたいです。まずは「外側ケア」から。

外側のケアは、日焼け止め、サングラス、日傘など。
あとはストールを巻いたり、なるべく肌や目を紫外線に当てないことが大事です。

日傘を買うときは、紫外線を吸収する「黒」を選びましょう。
ただし、日傘でカバーしていても地面からの照り返しなどもあるので、しっかり日焼け止めを塗りたいところです。

もし、日焼け対策を行わずに「うっかり日焼け」してしまった場合、どのようなホームケアが有効でしょうか?

紫外線をあびると肌が炎症を起こしている状態なので、まずは火照ったカラダを冷やしてください。

そのあとは、ビタミンC誘導体が配合された化粧水やパックなどを使うと、炎症がおさまりやすいのでオススメです。

次は「インナーケア」について教えてください。

インナーケアでは活性酸素を除去するべく「抗酸化作用」のある栄養素をとることが重要。
まずは、ビタミンA(ベータカロテン)。
ビタミンAは、にんじん、ピーマンといった色の濃い野菜(緑黄色野菜)に含まれています。脂溶性ビタミンなので、油と一緒にとると良いですね。
そしてビタミンC。
柑橘類、お野菜にも含まれているのでしっかり摂りたいところ。
あとは、ポリフェノールですね。
ブルーベリーに含まれるアントシアニン、大豆ポリフェノールなど、さまざまな種類のポリフェノールがありますよね。
ポリフェノールは(ビタミンCと同じ)水溶性ですから、加熱せず、生のまま摂りましょう。
これらの抗酸化作用のある栄養素を摂ることで、紫外線ケアにつながります。

ビタミンCですが、外出前に摂ると「日焼けしやすくなる」と聞いたことがあります。これについていかがでしょう?

ビタミンC自体が悪いのではなく、柑橘類に含まれる「ソラレン」という成分によるもの。ソラレンには紫外線の吸収を高める作用があるため、日焼けしやすくなる、と言われる理由でしょう。

とはいえ、ソラレンも「大量に摂った場合」の話。柑橘類を数キロも食べる方はいないと思いますので、過敏になる必要はないと思います。

ビタミンC自体ではなく、ソラレンによる誤解だったのですね。ありがとうございます。
ビタミンCを効果的にとるタイミングがあれば教えてください。

一般的なビタミンCは水溶性ですので、その場合は「食後」に摂っていただきたい。
ただし、Lypo-Cのようなリポソーム化されたビタミンCの場合は「食前」の方が、吸収率が期待できるのでオススメです。

先生も普段Lypo-Cを取り入れていると伺いました。どんなシーンで飲んでいますか?

食前のお腹が空いている時と、あとは寝る前に飲んでいますね。
ただ、量は日によって変えていて、多忙なときは量を多めするなど調節しています。

また、数日後にイベント登壇などが控えていて、それに向けて「美容のコンディションを整えたいな」というときには、数日前から3包飲みをすることも。
そうすると当日は調子がよく、化粧ノリがいいんですよね。

カラダを整えると、心も整う


最後に、イベントのテーマである「巡り」について伺います。先生が考える、心とカラダの巡りで大切はこととは?

私は、「体を整えると、必然的に心も整ってくる」と考えています。
なので体をしっかりと整える。

ただし、その整え方も大事です。

たとえば、健康診断や血液検査で異常がないと「自分は健康だ」と考える人は多いと思います。
しかしながら、病気としてあらわれなくても、生理痛がひどかったりとか、不眠に悩まされていたり…など、なにかしらの不調を感じている方は多いですよね。

栄養が足りていないことが多いので、ご自身の体を知るために、分子栄養学の血液検査をすることをオススメしています。

私が専門とする「分子栄養学」とは、原因がわからない体調不良、その根本原因を見つけていく診断治療です。
分子栄養学の血液検査では、自律神経のバランス、胃酸の分泌量、細胞の状態に至るまで、保険診療の血液検査では分からない、細かく自身の状態を調べることができます。

自分のカラダを知って、向き合う。
カラダを整えると、必然的に心も整ってきます。

そして心が整うと、自分にも周りの人にも優しく接することができる─。そう思っていますね。


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